うっとりおいしい、猫のお菓子と夢のジャム誕生秘話。手しごとだからできること フェアリーケーキフェアの「あたらしい、おいしさ」【後編】
一つ一つ丁寧な手しごとで、材料やレシピを工夫し、おいしさを追求しながら生まれる見ても食べてもたのしいフェアリーケーキフェアのお菓子。その技巧と特徴を生かしさまざまなアーティストの方々と「暮らしをたのしくする」お菓子づくりプロジェクトを進めています。
記念すべき第一回は、ミュージシャンの坂本美雨さん、イラストレーターの前田ひさえさんとともに、「坂本美雨×前田ひさえ×フェアリーケーキフェア」を始動しました。
おふたりの目線や考え方などお話を伺った【前編】に続き、後編では第1弾チョコミントサンドクッキー「My favorite Mint chocolate Cookie」&2種のジャム「ギュッとストロベリー」「ドリーミーアプリコット」のお話をお届けします。
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ー まずは第1弾、チョコミント好きのふたりのアイデアで生まれた、「My favorite Mint chocolate Cookie」、色々なところでご紹介していただいてますね!
坂本美雨さん:
うれしいですね。もうかわいいし、おいしいし。出会ったことのない素敵なお菓子になりました。
前田ひさえさん:
本当に、おいしい……。
ー 今回のチョコミントサンドクッキーをつくる上で、素材や製法などろみさんのこだわりを教えてください!
いがらし ろみさん:
チョコレートにしっかりチョコミント感を出すために選んだのが、ペパーミントの葉から抽出したオーガニックのペパーミントオイル。人工香料の添加や、薬品を使ってのアルコール抽出をしていないものを使用しているんですよね。
前田ひさえさん:
この自然な風味はオーガニックならではなんですね。
いがらし ろみさん:
人工では出せない、みずみずしい香りが立って。すごくヒットでした。ミントの葉を煮出してボンボンショコラに合わせたことはあったんですけど、チョコにオイルを混ぜるのは初めて。おいしくなると思って、つくって食べてみたら想像以上においしくなって! 自然と万歳していました。
坂本美雨さん:
ほんとうにおいしい。袋を開けた時の香りもすごく良いの。フレッシュさが伝わってくる。
いがらし ろみさん:
私、クッキーサンドが大好きなんですけど、クリームが挟まっているものとは違ったよさが出せたんじゃないかな。
坂本美雨さん:
クリーミーじゃないところもよかったです。クリームだとちょっとハードルがあるんですけど、このチョコミントサンドクッキーはすごくさっぱり食べられて。これはかなりいいものができましたね……!
いがらし ろみさん:
ですね!
上品に香るミントチョコレートは工房の職人により絶妙な柔らかさへ調整され滑らかな口当たりに。カカオクッキーで一つ一つ手作業でサンドします。(第1弾のチョコミントサンドクッキー「My favorite Mint chocolate Cookie」)
ー 【前編】で少しお話しありましたが、モチーフとなった「どこかの窓先で出会う猫」に込めた思いを教えていただけますか?
前田ひさえさん:
この猫は、ビロードのような黒猫で、なでるとチョコミントが香るようなイメージなんです。不意に猫に出会う瞬間って、猫好きにとっては確かな幸せがあるんですよね。このチョコミントサンドクッキーにもそういう幸せ感があって、それを「物語」みたいにパッケージングできたらなと思いました。
“猫ってたいてい何かの上に乗って前脚を折り畳んで胸の下にしまって。じーっと香箱座りしている姿は平和で心が安らぐ感じがある” と前田さん。静寂感じる心地よさはリラクシングできるミントチョコレートともマッチしています。(第1弾のチョコミントサンドクッキー「My favorite Mint chocolate Cookie」)
ー おふたりがチョコミント好きになったのはいつ頃からでしょうか?
前田ひさえさん:チョコミント愛は、もう小さい頃からですね。チョコミントアイスがすっごく好きなんですけど、何も言ってないのに娘も一番好きなんです。
いがらし ろみさん:
DNA!?
坂本美雨さん:
それはDNAに染み込んでいるかも! 私もチョコミントが大好きで、毎年各メーカーが販売するチョコミントアイスをリサーチして、今年のナンバーワンを決めるんですけど。
いがらし ろみさん:
今はいろんなチョコミント味の商品が出てますもんね。
坂本美雨さん:
チョコミント好きの友人たちと「あれ食べた? これ食べた?」って情報交換してるんです。今回、チョコミントのお菓子をつくれたのはすごくうれしいです。
前田ひさえさん:
チョコミントサンド、我ら夢のお菓子……。
坂本美雨さん:
今年はチョコミント好きの友人に絶対「My favorite Mint chocolate Cookie」を食べてもらいたいですね!
「JOURNAL:坂本美雨さんの愛猫「サバ美」“#ズサァ”をモチーフにした「LetterBOX cat cookie」6/25(金) 発売!」
子どもたちとつくる、夢のジャム
そして、同時発売の「ギュッとストロベリー」「ドリーミーアプリコット」2種類のジャム。こちらのジャムは、坂本美雨さん、前田ひさえさん、おふたりのお子さんが、いがらし ろみのアトリエに集まって、一緒にジャムのアイデアを出しながら生まれました。苺を手で潰したり、大きな鍋で煮詰めたり…。子どもたちにとっては、忘れられない記憶になったようです。
ー ジャムづくりからしばらく経ちましたが、お子さんたちに何か変化はありましたでしょうか?
前田ひさえさん:
娘は料理全般に興味が湧いたみたい。「このジャムは私がつくったんだ!」という自負みたいなものをすごく感じました。
坂本美雨さん:
私の娘も大鍋でジャムをつくるっていう、家ではできない体験がすごく残ったみたい。ジャムづくりの後、いただいたジャムを食べたいがために毎朝パン食になりました(笑)。
いがらし ろみさん:
教室で子どもたちと一緒にジャムづくりをやるとすごく盛り上がります。キャーキャー言いながら、苺を潰したり、砂糖を入れたり。いい思い出になるんですよね。
坂本美雨さん:
あのときつくったジャムは大切な友だちや、父にも食べてもらったんです。娘を小さい頃から知っている大切な人たちに「娘がジャムをつくれるようになったよ」って。そういう成長していく子どもの体験談を話せたことはよかったですね。コミュニケーションのきっかけになりました。
それはとってもうれしいですね。私も、ふたりの子どもたちがジャムづくりを通して「私たちのジャムだよ!」って言ってくれたことが幸せでしたね。「ギュッとストロベリー」っていうネーミングもかわいい。
前田ひさえさん:
うん、かわいい。
坂本美雨さん:
ありがとう。実はお風呂の中で思いつきました(笑)。
前田ひさえさん:
娘たちは、自分の描いたものが包装紙になったのもうれしかったみたい。
いがらし ろみさん:
子どもたちのお絵かきに描かれたかわいい果物や文字を前田さんが包装紙に仕上げてくれて。
坂本美雨さん:
包装紙にしてくれたひさえちゃんのアイデア、すごくうれしかったなぁ。
坂本美雨さんと前田ひさえさんの娘さんが描いたお描きと文字をもとにしたオリジナルの包装紙。(左「ギュッとストロベリー」、右「ドリーミーアプリコット」)
前田ひさえさん:
手づくりジャムのおいしさと、みんなで考えてつくったたのしい時間、その両方を伝えられたらなという思いがあって。
坂本美雨さん:
すごく愛がある商品だなって、感じます。
いがらし ろみさん:
季節の限定品みたいなものとはまた違った特別感がありますよね。
前田ひさえさん:
みんなの夢が詰まったジャムになったと思います。
フェアリーケーキフェアのお菓子は手づくりとたのしさにこだわった大量生産できないよさ。今回のプロジェクトでは、そういう温もりある手しごとならではのよさが存分に発揮できたんじゃないかな。
3人の素晴らしい感性が呼応したスペシャルなお菓子は、第1弾「My favorite Mint chocolate Cookie」に引き続き、第2弾「LetterBOX cat cookie」も発売開始いたしました。
さらに、第3弾も控えておりますので、こちらもお楽しみに!
「JOURNAL:坂本美雨さんの愛猫「サバ美」“#ズサァ”をモチーフにした「LetterBOX cat cookie」6/25(金) 発売!」
「前編:3人だから、ワクワクできる。 坂本美雨 × 前田ひさえ × いがらし ろみが語る フェアリーケーキフェアの「あたらしい、おいしさ」」
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手しごとだからできること。
日々のおやつも、ハレの日も、どんなシーンにも寄り添います。
フェアリーケーキフェアが長年大切にしているのは、手しごとから生まれる素材を生かした丁寧なお菓子づくり。レシピにこだわり、過程に妥協せず、大量生産では決して表現できない小さな気配りで毎日できたてのおいしさをお届けしています。
今回お二人と一緒に完成したチョコミントサンドクッキーもネコクッキーレターボックスも、ネコのクッキーは一つ一つ丁寧にネコ型に抜いて焼き上げて、パッケージングまで全て手作業で行っています。
また、動物たちや季節の彩りが人気の「ベイクドカップケーキ」は、毎日できたてのカップケーキに職人が一つ一つアイシングで描いています。なんとも愛らしい、個性豊かな動物の表情ににっこり。
毎日できたてのおいしさで心が伝わるたのしいお菓子は、食べるたびきっと新たな発見に出会えます。家族や同僚とのおやつ時間に、ちょっとしたお礼のお返しや差し入れに、ぜひどうぞ!