3人だから、ワクワクできる。 坂本美雨 × 前田ひさえ × いがらし ろみが語る フェアリーケーキフェアの「あたらしい、おいしさ」【前編】

イギリスの伝統菓子・フェアリーケーキ=カップケーキを東京スタイルにアレンジしスタートしたフェアリーケーキフェア。ビスケットやスコーンなど、さまざまなたのしい焼き菓子へと広がり、オンラインでもお届け可能なできたてお菓子を職人が日々つくりあげています。

私たちがオープン以来大切にし続けているのは、一つ一つの丁寧な手しごとで、材料やレシピを工夫し、おいしさを追求しながら生まれる見ても食べてもたのしいお菓子です。
その技巧と特徴を生かして、このたびあたらしいお菓子づくりプロジェクトがスタートしています!

ジャンルを超え、さまざまなアーティストやクリエイターの方々と一緒に「暮らしをたのしくする」お菓子をお届けしていきます。

プロジェクトの記念すべき第1回は、生活と歌の密接な関係を大切にして表現するミュージシャンの坂本美雨さん、日々の何気なくも特別な視点を詩的なムードで丁寧に描くイラストレーターの前田ひさえさんをお迎えし、「坂本美雨×前田ひさえ×フェアリーケーキフェア」を始動。

“お菓子の商品開発” という普段の創作活動とは異なるおふたりと一緒に、その目線や考え方に基づいたこだわりのお菓子づくりを通して、暮らしをたのしくする「あたらしい、おいしさ」をお届けします。

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春の雨が、季節を感じさせるその日。
坂本美雨さん、前田ひさえさん、フェアリーケーキフェア プロデューサー・いがらし ろみを交え、制作にまつわるエピソードから、このプロジェクトで誕生する“お菓子”に込めた思いなど、たっぷりとお話しを聞かせていただきました。

 

ー 「お菓子の商品開発」というおふたりが普段行う創作とは少し違うかたちのオファーでしたが、最初にプロジェクトの話を聞いたときはどうでしたか?

坂本美雨さん:
私がイメージしたものをろみちゃんが具現化してくれることに、すごくワクワクしました。なんでもおいしくしちゃうような魔術師のような人だから。 

前田ひさえさん:
私も、夢のような企画だなと思って。ワクワクしていました。

 

ー 前田ひさえさんはこれまでもフェアリーケーキフェア歴代パッケージのイラストを手がけられていますが、いつもと違うところはありましたか?

これまで手がけられた前田ひさえさんのイラストパッケージ一例。絵本みたいな淡い懐かしさと大人可愛いデザインが人気です。(上から「ベイクドZOO」「マイビスケット」)

 

前田ひさえさん:
そうですね、一からつくった感じはありました。今までは、コンセプトや目指したいものが決まっている状態で「お願いします」と託されていたので。今回はみなさんで話しながら中身からつくっていくかたちだったので、すごく新鮮でした。

いがらし ろみ:
私も新鮮だったのは、たとえば第1弾のチョコミントサンドクッキー。焼き菓子を「ミントチョコレート味にする」ということ。それは私からは出てこないアイデアだなって。

坂本美雨さん:
必ずおいしいものを生み出してくれる信頼があるので、ろみちゃんには何を言っても大丈夫だろうと思って。「こういうものをつくりたい」という素直な気持ちを伝えました。

いがらし ろみ:
やっぱりひとりで考えるよりも、「なるほど」と思うセンスに出会えますよね。

前田ひさえさん:

そうなんですよね。美雨ちゃんが出すようなアイデアは私には出てこないし、そのアイデアを受けて何かをつくるというのはすごく面白かったです。“3人で投げ合ってやる喜び” がありましたね。 

いがらし ろみ:
そうそう、投げ合う喜び!  

前田ひさえさん:
イラストを描く仕事は概ねひとりの作業ですが、今回のようにチームでつくる仕事ではそれぞれ分野の違うクリエイティビティに直に触れることができます。今回もとても刺激的で、影響を受けました。

坂本美雨さん:
私は(専門的なところに関して)無責任だからこそ、本当にやってみたいことを口に出せたというか。 

いがらし ろみ:
アイデアがあると「これはこうできるな」って発展できる。出てくるアイデアを拾って、かたちにするってたのしかったです。このたのしさ、伝わるといいなぁ。

坂本美雨さん:
私は小さい頃から、誰かにちょっとしたものを買って贈ったりするのがすごく好きなんです。そういう「贈るための目線」を意識して考えました。 

いがらし ろみ:
第1弾で出来上がったミントグリーンのパッケージも爽やかでとっても素敵。 

坂本美雨さん:
ミントグリーンが映えますよね! わたしたちもこの色味はとってもお気に入り。箱が本当に素敵で、ひさえちゃんの描く猫が香箱座りでまたかわいい……。

前田ひさえさん:
以前、美雨ちゃんの「ネコレーダーがついていて、どこにいてもネコを見つけてしまう」という話が、とても印象に残っていて。私も保育園の送迎のとき、窓辺に猫がいる家があって、「今日はいるかなー?」って窓を見るのをたのしみにしていて。この黒猫ちゃんは、そんなどこかの窓先にいてふと出会う猫。幸せのお裾分けというイメージで描きました。

おふたりのアイデアで生まれた第1弾「My favorite Mint chocolate Cookie」は、爽やかで落ち着いた色合いと優しい手触り。第2弾「LetterBOX cat cookie【セットA】【セットB】」、第3弾のパッケージも暮らしに寄り添うこだわりのデザインで登場します!

 

ー こちら第1弾も第2弾のパッケージ箱はコットンのような風合いで手触りも心地よいですよね。ずっと手元に取っておきたくなるような。さらに、飾っても素敵なデザインになりました。

坂本美雨さん:
そうなんです。自分でももちろんほしいけど、誰かにあげたいもの、贈り先で捨てられないパッケージにしたいという点は、ふたりのこだわりですね。贈った先で、食べ終わった後もたのしめるパッケージというのはこのプロジェクト全体で大切な要素でした。

前田ひさえさん:
パッケージ自体が “暮らしのどこかで使えるようなものを” という思いが私たちふたりとも強くて。そばに置いておきたくなるデザイン、というのは意識して取り組みましたね。

 

ー ちなみにおふたりはこの箱をどんな用途で使われますか? 

坂本美雨さん:
我が家では、無数にあるビーズを入れる予定です!

前田ひさえさん:
私は娘の落書きを捨てられないので、それを仕舞っておきたいですね。 

坂本美雨さん:
とくにコロナ禍になってからは、遠くの人に贈り物を届けることがよくあったのですが。パッケージも含めて「思いを伝えるツール」としてのお菓子の存在があっていいと思うし、グリーティングカードのように気軽にメッセージを伝えられたらと思います。 

前田ひさえさん:
チョコミント愛や猫への愛など、それぞれの愛やパワーをいろんな方向から込めて出来たお菓子だなと思っていて。これを手にした人や、これを誰かに贈る人が、また違う誰かを思う時、小さな力になったらうれしいです。

坂本美雨さん:
私は猫が大好きなのでとくに思いを伝えやすいですね。猫友だちにプレゼントしてあげたいなって思えるきっかけになります。 

いがらし ろみ:
思いを伝えるきっかけになるお菓子。素敵ですね! 

暮らしの中のふとした感動やたのしみをお菓子と一緒に伝えたり、私の「好き」を大切なひとに味わってもらったり。坂本美雨さんと前田ひさえさんから、思いやりの心を大切にする気持ちが伝わってきます。

そんなおふたりの目線で生まれるお菓子は、ただおいしいだけではない “よろこびあう幸せをつなぐ” という、もしかするとそれはお菓子本来の姿と役割なのかもしれません。

 

後編では、第1弾「My favorite Mint chocolate Cookie」&夢のジャム「ギュッとストロベリー」「ドリーミーアプロコット」の誕生エピソードについてのお話をお届けします。

 

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第2弾「LetterBOX cat cookie」登場!
自宅でも贈り先でも。
食べ終わっても可愛く利用できるネコクッキーボックス新発売。

坂本美雨×前田ひさえ×フェアリーケーキフェア第2弾「LetterBOX cat cookie」

3人のお話しのなかでもテーマとなった「想いを伝えるお菓子」。

第2弾は、カードや写真を差し込めるクッキーボックスができあがりました。
前田ひさえさん書下ろしポストカード入りでメッセージを添えてプレゼントしたり、お気に入りの写真を差し込んでインテリアで飾ることもできます。

ご自宅用でも贈り先でも、捨てずに楽しんでいただけるお菓子となっています。

チェックしてみてくださいね!

 

LetterBOX cat cookie ネコクッキーレターボックス
【セットA チェック柄】

 

LetterBOX cat cookie ネコクッキーレターボックス
【セットB ダイヤ柄】

 

 

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