【インタビュー】「opnner」の魔法:自分の光を見つけるタトゥーシールから生まれたクリスマスお菓子ストーリー

2023年のフェアリーケーキフェア・クリスマスは、人気タトゥーシールブランド「opnner(オプナー)」とのスペシャルコラボレーションを開催しています。

この度のコラボレーションに伴いまして、opnnerのタトゥーシールデザイナー・Kaho Iwayaさんにインタビュー。ブランドを始めたきっかけから、制作秘話、現在のカナダ生活についてなど、たっぷりとお話しをお聞きしました。

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスアドベントカレンダー HOW'S YOUR DAY?  きょうのお楽しみ、サプライズのタトゥーシール

-- 岩谷さんはタトゥーシールの他にもイラスト、アパレルアイテム、ジュエリー、ステーショナリー、アーティストのグッズ制作など幅広い活動をしていますが、「opnner」をはじめられたきっかけについて教えてもらえますでしょうか?

「大学時代、タトゥーが好きでよく自分の腕や指、手の甲にボールペンで絵や文字を気ままに書いていたのですが、インクが服に写ってしまい汚れてしまうこともしばしばありまして...。 そんなとき友人から「シールにしてみたら?」と言われて作ってみたことがきっかけでした。元々ものを作ることが好きだったので、自然とそこからタトゥーシールを創作するようになり、ブランドとして2015年に「opnner(オプナー)」を立ち上げました。」

-- opnnerのタトゥーシールは唯一無二のそのゆるやかなイラストや言葉で、出会いと気づきがあるメッセージが印象的です。デザインはどのようにして生まれているのでしょうか?

 「opnnerのタトゥーシールには、私にとって様々な意味が込められています。それは、私がその瞬間瞬間で強く感じていることや、その時その場所での決意、心の動きなどを表現し、タトゥーシール制作に反映しています。これは実際のタトゥーとも非常に似た意味合いを持っているんですよね。

大事に思っていることや忘れたくないことをタトゥーシールで記憶に留める。タトゥーを入れる理由と同じように、タトゥーシールも大切なリマインダーとしての役割を果たしてくれているんです。私の作るタトゥーシールが色々な人々に届き、大切に使ってくれることは本当に嬉しいです。そして、一番大切なことは、タトゥーシールが私自身を表現する一つの手段であることです。それは、私がopnnerを続ける最大の理由にもなっています。」

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスアドベントカレンダー

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスアドベントカレンダー、箱から出したタトゥーシールとタトゥースタンプのチョコレートクッキー

HOW'S YOUR DAY?
きょうのお楽しみ
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どんな日も、このカレンダーを開けたら「今日もいい日」と思えるように。

-- 今回ご一緒に制作したコラボレーションアイテム「クリスマスアドベントカレンダー HOW’S YOUR DAY きょうのお楽しみ」と「クリスマスクッキー缶 where angel is 天使のいるところ」について教えていただけますでしょうか?

「アドベントカレンダーを作るのは今回が初めてだったので、みなさんとの打ち合わせで決まって、アイディアが固まった時はめちゃくちゃワクワクしましたね。そのプロセスに対するワクワク感も、クリスマスが近づく高揚感と同じように一緒に表現できたらと思いました。

制作している時も、「開ける瞬間、どれだけワクワクさせることができるかな」とか、「今日はこれなんだ!」と思ってもらえるかなって、すごく考えながら進めていましたね。それが本当に楽しくて、どんな反応が返ってくるかも楽しみでした。」

ーー 岩谷さんの制作に対する情熱と、受け取る人々への思いやりがとても感じられるエピソードですね。
開けるときの期待感や、その日の内容に驚きや喜びをどれだけ引き出せるか... こうやって実物を見ると、岩谷さんとフェアリーケーキフェアの両者がとことん深く考えながら作り上げていった感じがとても色濃く出ているなぁと感じています。

「そうですね。私は仕掛けが好きなんです、仕掛けってすごく大事だなって。からくりがたくさんあるほど良い!といつも思っています。サプライズがあると、何か特別な感じがしますよね。

そして、私たちはそれを妥協しないチームだった、やれることは全力でやろうって。そのエネルギーも集まって、本当にすごかった。ミーティングもめちゃくちゃ楽しくて、気づいたらもう日が暮れて、真っ暗になるくらい(笑)。まるで、本当に最高の文化祭を準備しているかのような。みんなができることを持ち寄って、一緒にやりきる感じがとても楽しかったですね。なので、開けたらとにかく喜んでもらえるこだわりの“仕掛け”がいっぱいです。」

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスアドベントカレンダー、タトゥースタンプのようなチョコレートクッキー
タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスアドベントカレンダー、HEREと書かれた天使のフェーブ

ーー お菓子や小物などの中身も可愛くしてみたり、色々やりきりましたね!

「そうですね、箱のデザインも色んな文字を入れてみたり、内側に印刷があったり、色を変えてキラキラさせてみたり...!このアドベントカレンダーを手にしてくださった人が、想像をできるだけ楽しんでもらえるようにしました。

『メリークリスマス』のような直接的な言葉も良いけれど、毎日の楽しみを目一杯感じてもらいたくて『HOW'S YOUR DAY? きょうのお楽しみ』という言葉に、その気持ちを込めました。今日がどんな日だったか、いい日でも悪い日でも、このカレンダーを開けて、中からかわいいものが出てきたら、「おつかれさま!」となってもらえたら嬉しいですよね。」

 

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスクッキー缶、天使のいるところ、天使のクッキー、いちばん星のクッキー

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスクッキー缶、天使のいるところ、お菓子の缶パッケージデザイン

where angel is
天使のいるところ
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缶のふたを開けるとき、そこは「わたしの居場所」であってほしい。

-- クリスマスクッキー缶の制作エピソードも聞かせてください。穏やかな光を照らすような天使や星が印象的ですが、こちらの制作時は少し産みの苦しみがあったようで...

「そうなんです、自分が納得するコンセプトに行き着くまで、かなり時間がかかりました。私は描いた絵を実際に紙へプリントして切り貼りして図案を作成するのですが、スケジュール的なこともあり、それをフェアリーケーキフェアの企画室で作業しました。コンセプトは決まっていたので「これは違う」「これはココ」と直感的に場所やサイズを決めて、みなさんにも手伝っていただきながらチーム一丸となってライブ感のある感じでかたちにしていったんです。納得のいくものができたと思います。」

ーー デザインのテーマはどのようなものだったのでしょうか?

「クリスマスクッキー缶には天使のクッキーを入れたいねという話しをしていたので、天使がそこに住んでるような“天使の住む箱”をイメージしてデザインしました。天使を入れたかったのは、冬に開けるお菓子缶には天使が似合うと思ったからですね。また、天使はopnnerのモチーフみたいなものなので、opnnerらしさも表現することができました。六芒星のクッキーもわたしが描いたそのままのかたち、再現度がすごく高い...!」

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマスクッキー缶、天使のいるところ、天使のクッキー、いちばん星のクッキー

-- 天使と星はツリーにも飾られるモチーフだったり、ホリデーを彷彿させてくれたりするので、クリスマスギフトや冬の贈りものにもぴったりですよね。

「そうですね。夏よりも冬のほうが、好みや気分など自分の感覚的には合っていてよかったです。デザインを考えながら「もしかしたら缶が欲しいのってわりと冬なのかも」と思ったので、プレゼント寄りの気持ちで作りました。」

-- "where angel is 天使のいるところ"という言葉に岩谷さんのコンセプトを感じられますが、どのような思いで描いたのでしょうか?

「このクリスマスクッキー缶を開けるとき、そこが自分の居場所であってほしいというメッセージを込めました。この言葉は、自分に向けたメッセージでもあるんです。私が作るものには、自身に向けたメッセージが多いんですね。

今、私は留学でカナダにいるのですが、制作当時こちらに来ることが決まっていました。なので、私がこちらでクッキー缶を開けたとき、その場所が穏やかな光に照らされたような安心できる場所だったらいいなと思いながら描きました。あのとき一致団結して制作したあの場所とは違う場所にいるかもしれないけれど、どこで開けても心強いクッキー缶となったら良いなと、そんな気持ちが重なったクリスマスクッキー缶です。」

ーー そういう意味では、岩谷さんにとってタトゥーシールの存在が「自分への最高の励まし」となるのと同じですね。

「そうですね。おそらく何を作っても私が表す作品のルーツは、好きなものを見つけ出したり、思い出したり、そんな心の中を見に行くような表現なんですよね。その時々で感じる強さのエッセンスは違うけれど、私の芯の部分はこれからもずっと変わらない。それが私らしさに繋がっていると思っています。」

 

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)、デザイナーKaho Iwaya、製作風景

「無いなら作る」という原点へ。
安心をつくるように好きなものを集めて好きに作る、
無理していない“好き”へ身を委ねる心地よさ。

-- カナダへ渡り今まさに新しいフィールドで体感している岩谷さんだからこそ、「このクリスマスクッキー缶を開けるとき、そこが自分の居場所であってほしい」というメッセージ性にとても説得力があるなと感じます。
そちらでの生活はいかがでしょうか?

「学校へ行きながら隙間を縫ってopnnerの制作をしています。めちゃめちゃハードですが、夢のど真ん中に居ることを実感して、たまに震えます。じつは最初不眠症になり一時帰国して再度カナダへ渡りました。ようやくシェアハウスを見つけて泥臭く制作しています。現在カレンダーを鋭意製作中なのですが、日常でみつけてきたものを使った実験的なものが出来てきていると思います。」

-- 環境が変わり、自分自身の琴線に触れる新しい発見があったということでしょうか?

「そうですね、これはもう変わらないわけがないだろうといった感じです。というのも、街へ行っても画材一つ見つけ出すのがなかなか困難だったりするんです。あるものでやるしかなくて、この土地でできるものが限られているのですが、そんなサバイバルのような感じが逆におもしろい!となっています。なので、単純に制作スタイルが変わるところが本当に楽しい。いつもとは違う場所だから、それはもう影響されざるを得ないです。

先日こちらに来ている友人と「無いなら自分で作るしかないって創作欲が湧くよね」と話していたのですが、それは「ものづくりの原点」だったりするんですよね。とても楽しいし、これはすごく自分に合っているなと思いました。そんななか、私自身とてもシンプルに好きなものが鮮明に分かる、すごいクリアな感じになってきています。これは違う、これは好きという選別が前より明確に見えてるみたい。」

ーー 「無いなら作る」その楽しさはお菓子づくりにも共通していそうです。
日本にいたら見過ごしていたかもしれない感覚に、異国の地で出会えたのですね。

「そうなんです。たとえば、好きなかたちの葉っぱを拾って絵の具を塗ってハンコにしたりとか... 何も知らない場所で素直に自分の好きなものを集めて一人で楽しんでいると「わたしこういうの好きだったな」とホッと心に安らぎが訪れていることに気づきました。

好きなものを集めて、それを好きなように動かして、何かができあがっていくあいだ、すごく安心感に包まれるんです。かっこいいものを集めるのではなく、私がここで生きるために、自分が安心できるものを作る。やっぱり作るのが好き!って全身全霊で感じています。」

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア クリスマスアドベントカレンダー、サプライズで入っているタトゥーシール、腕に貼った様子

ーー 岩谷さんにとってタトゥーシールの存在に変化はありましたか?

「そうですね、自分の感じ方はあまり変わっていないかもしれません。描いたりすることによって、より鮮明に救われる感じはするかな。日本にいる時も、救われたいと思った時はいつもタトゥーシールをつけていましたし、自分に一番近い気持ちのものを選んでいました。これは、きっといつまでも頑張る自分への “最高の励まし” になってくれると思います。」

ーー 日々のふとした瞬間、そっと心に彩りをもたらすシンプルでゆるやかなタトゥーシールブランド「opnner(オプナー)」。タトゥーシールを通して自分らしさを大切にする岩谷さんの言葉や考え方を聞いていると、自分の好きにまっすぐでいることが心のしなやかさを養う秘訣のように感じます。私たちがopnnerの世界観に惹き込まれる理由が垣間見えるインタビューでした。

このたび、opnnerとフェアリーケーキフェアは、タトゥーシールとお菓子に通じ合う「日々頑張る自分に贈る〈最高の励まし〉」を「クリスマスの贈りもの」に込めました。
自分のスキを呼び覚ますワタシの小さな味方になってくれるような、心煌めくクリスマスお菓子をどうぞお楽しみください。自分にはもちろん、大切なあの人へのギフトにもおすすめです。

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマス アドベントカレンダー HOW’S YOUR DAY? きょうのお楽しみ、クリスマスクッキー缶 where angel is 天使のいるところ、集合

 

ープロフィールー

opnner / オプナー

ポートランドのタトゥー文化に影響を受け、毎日の自分にさりげなくしのばせられるタトゥーシールを制作する、Kaho Iwayaによるタトゥーシールブランド。「タトゥーというのは、体が変わろうとも人生を共存できる最高の励ましであって、永遠のジュエリー」であるということを伝え、タトゥーのイメージを変えるきっかけになりたいという思いで活動を続けています。

Instagram:instagram.com/poxn
Website:opnner.com/

 

 

【商品紹介】

タトゥーシールブランド・opnner(オプナー)×フェアリケーキフェア、クリスマス アドベントカレンダー HOW’S YOUR DAY? きょうのお楽しみ、外装イメージ

◇ 商品名称:クリスマス アドベントカレンダー HOW’S YOUR DAY? きょうのお楽しみ
◇ 税込価格:11,000円
◇ 発売日:2023年10月25日(水) 12:30〜 ※無くなり次第販売終了
◇ 発送予定日:2023年11月15日(水)〜 順次発送予定
◇ 商品URL:https://fairycake.jp/products/10810148

※こちらはオンラインストア限定商品となります。
※数量限定⽣産のため無くなり次第販売終了となります。

 

クリスマスクッキー缶 where angel is 天使のいるところ、缶の中に入った個包装クッキーと外装イメージ

◇ 商品名称:クリスマスクッキー缶 where angel is 天使のいるところ

◇ 税込価格:2,500円
◇ オンラインショップ発売日:2023年10月25日(水) ※先⾏発売
◇ 店頭発売日:2023年11月1日(水)
◇ 販売場所:フェアリーケーキフェア 店舗(グランスタ東京店・ルミネ新宿店)及び、オンラインショップ
◇ 商品URL:https://fairycake.jp/products/10810147

※数量限定⽣産のため無くなり次第販売終了となります。